コメント歓迎。腐女子話注意。擬人化苦手な人も注意。
一ヶ月ペースじゃん馬鹿wwww
今回は3番道路。再開編です!ゲームに沿うとかいってさくさく飛ばしてるよw空さんの書いてくださった小説に便乗して書かせていただきました!やっぱりシャルルをしゃきっとさせてくれるのはおかんしかいない!w
空さんの素敵小説はこちらから!
続きは下からどうぞ(擬人ポケ注意)
一話、二話、三話、四話
シャルル、イブ&いずれできる仲間の設定はこちら。
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一話、二話、三話、四話
シャルル、イブ&いずれできる仲間の設定はこちら。
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「いい加減にしろー!!!!!!!!!!」
「痛っ!痛いいたい!!」
3番道路に怒涛が響く。都竹に容赦なく尻尾でお尻を打ち付けられる私を見て、今度はイヴが叫んだ。
「マスターに乱暴しないでください!」
「アホか!さっきから草むらという草むらを避け、止むを得なく通らなきゃいけなくなってやーっと野生のポケモンと出会って戦えると思ったら?全力で逃げやがって!!!!全然先に進めてねーんだよっ!」
「だって、戦うの苦手なんだもん~・・・」
ぐすぐすとその場に頭を抱えてしゃがみこむ私にトレーナーがそんなんでどーすると今度は頭をぶたれた。尽かさずイヴが止めに入る。
以前、ジョウトで旅をしてる時もそうだったがどうにもバトルは苦手だ。バトルに勝った時に高揚感を覚えないわけではない。仲間と意思を通い合わせて勝負する姿を…他の人のバトルを見て自分もあんな風に戦えるようになりたいと思わないわけではない。ただ戦うということは自分の仲間や相手が必ず傷ついてしまうということだ。自分が指示を出せば出すほど傷ついていく。そんな姿を見るのはつらかった。
・・・いや、これはただの言い訳だ。私が単に弱虫なだけだ。色々理由をつけて逃げたいだけだ。
大体なんで私はまた旅をしているのだろう。あんなに頑なに二度と仲間を作って旅をしないと決めていたはずなのに結局周りに流されてこうしてまた仲間を作り旅に出ている。こんなこと私に許されるはずがない。
そうこうまた考えていたらジム戦で高揚していた気持ちも道路に出ればすっかり萎んでしまっていた。
「いーから立て!進め!お前がうじうじすんのはどーでもいいんだよ!オレはバトルがしてーんだからな!」
「ひーん!」
そんな考えもお構いなしに都竹は尻尾を打ちつけてくる。
顔をあげると前に木にもたれかかってこちらを見ているトレーナーがいた。あ、見られてたんだ。ちょっと恥ずかしい。
ばちっと視線があった。いや、正しくは合った気がした。顔はフードで覆われていて見えないし首元もハイネックで隠れていて
はっきりした判断はつかないが背格好からして男の人だと思う。
その人がこちらへ向かって歩いてくる。…歩いてくる?こちらにくる理由がわからなくてぽかんとしていると私の目の前で足が止まった。
「なんだお前…あ!もしかしてバトルか!!?」
都竹の言葉に相手はこくりと頷くことで返事をする。
バトル!?あたふたと慌てる前にまたお尻を引っぱたかれた。
「おら立て!バトルだバトル!!いつまでも座り込んでんじゃねーよ!この間みたいに無様な命令しやがったら容赦しねーぞ!」
「ひぁ!だから痛いって・・!うぅ・・・」
よろよろと位置について相手と向き合う。乗り気じゃなかったが都竹はやる気満々だ。イヴも何か言いたそうにしていたが静かに私の後ろについた。
「行くぞ、馬鹿女ぁ!」
「・・うん」
「イヴ、みずでっぽう!」
「避けろ」
バトルは劣勢だった。都竹はすでに倒れ、今はイヴが戦ってくれている。相手はシママに何故かこちらの攻撃をかわすように命令するだけで攻撃を仕掛けてくる様子はない。普通攻撃を仕掛けてこないならこれほどチャンスなことはない。
だけど私は先ほどからいいタイミングで怯んでしまい、命令を遅らせてしまう。そんな攻撃はなんなくかわされる。相手にあてるのが怖い。仲間にあたるのが怖い。どうしていいのかわからない。ぐるぐると目の前が回る。わからない。自分がどうしたいのかわからない。
「もういい、キザリス。下がってろ」
はっと相手の声に意識を取り戻す。キザリスと呼ばれたシママはトレーナーの後ろへと下がった。ボールに戻されたわけではない。文字通り後ろへ下がっただけだ。
変わりにトレーナーが前に出る。有利であったはずなのにポケモンを後ろへと下げてしまったことにも驚いたが次の瞬間、もっと驚くことがあり私は思わず声をひっくりかえした。
トレーナーがフードを外し襟を下げる。よく知った顔と声が目に入った。
「俺様が直接しばく」
何回も見たことのある不機嫌そうな顔のガーディルがそこにいた。
ガーディル。色違いのチョンチーである彼は私のジョウトでの初めてのポケモンであり、ポケモンを見るとすぐ暴走していた私とそれに振り回される仲間達を止めるリーダー的存在でもあった。
彼も無論、ジョウトを離れたときに別れたはずだ。何故ここに!?
「ディr「話はバトルが終わってからだ。きっちりやってみろ」…えぇ…!?」
綺麗に言葉を遮られた。ガーディルは完全に戦闘態勢に入っている。
バトルの結果は言うまでも無く、ガーディルの勝ちだった。
経験の差もあるだろうが完全に私のせいだ。ガーディルの様子を伺うばかりで先ほどより集中できなかった。ガーディルはタブンネに怪我したイヴ達の回復を頼むとこちらに向かってくる。
下を向いて服を掴む。悔しいとかそういう感情ではなくて何を言われるのかわからなくて…思わずびくっと肩を震わせた。視線がとても合わせられない。
そう思っていると思いっきり頭に拳骨が落ちてきた。
「いっ…!…???」
容赦ない拳骨にくらりと目の前に星を回す。
「俺もあいつらももうとっくに吹っ切れてんだよ。なのにお前がいつまでもうじうじ引き摺ってんじゃ無ぇっての…俺様を散々振り回してやがった無駄な元気さはどうしたんだ?あ゛?」
「だって…わたし、みんな置いてきたのに…、また、他の子と…旅、してて…」
皆をいっぱい振り回すだけ振り回して結局置いてきてしまった。勝手すぎる私。皆はどれだけ迷惑をかけても笑ってついて来てくれていたというのに。言いたくなくてだんだん声が小さくなる。ガーディルが吐き出した溜息に口は完全に噤んでしまった。
「だからってその新しい仲間に迷惑かけてんじゃ無ぇよ。第一、俺様達はがきんちょがその程度の我儘言ってるくれぇで今更怒らねーよ。むしろ、うじうじしてる暇あるならそいつらと強くなって俺らに挑みに来るくらいしてみやがれ」
「…!ふ、ふぇ…ごめ、ごめんね、ディル~…」
「謝るのはてめぇの手持ちにだろうが…結局がきんちょはがきんちょのままだな」
ガーディルの言葉に思わず顔をあげる。でもじわりと目が滲んで顔がよく分からない。懐かしいいつもの手で頭を撫でられれば余計に見えにくくなった。
本当は寂しくて寂しくて堪らなかっただけだ。置いてきた皆を裏切るように旅をして、そんなことをすればもう二度と会えないんじゃないかとばかり考えてしまって悲しかっただけだ。そんなの嫌だ。それだけは嫌だ。嫌われたくない。また会いたい。また一緒に話したい。
そんな心情を知ってかガーディルは的確に私のほしい言葉を言ってくれる。相変わらず言葉は乱暴だが、意味も手もとても優しい。
泣き止むまでガーディルは頭を撫でていてくれた。
ジョウトに戻るといったガーディルを見えなくなるまで見送っているとイヴがこちらを覗きこんでいた。
「まだ痛いですか?マスター」
頭を擦っていたからだろうかそう聞いてきた。
そうだね。思いっきり拳骨食らっちゃったからね。そういってへらりと笑うとイヴは不思議そうに首を傾げる。
「でも嬉しそうですね。マスター。殴られるの、嬉しいですか?」
「嬉しい?う~ん。・・・・・そうだね、嬉しいかな」
自分を思って投げかけられる言葉はとても嬉しい。嬉しくてむず痒くなる。大切な仲間に言われたならなおさらなんだ。そう思って言えばイヴは横で嬉しい、殴られるの嬉しいとぶつぶつつぶやいている。・・・あれ?
「おい、そんなことよりポケモンセンター行こうぜ」
「あ、そうだね!服汚れちゃったしね」
ひょっこりと顔を出した都竹の提案にのる。回復はしてもらったが服の汚れまではさすがに直らない。心もさっぱりしたなら体もさっぱりしたいもんね。日も沈みかけてることだしね。
「じゃあ、ポケモンセンターに行こうか!サンヨウシティの!」
「だから前に進めつーの!!!!!!」
けらけらと笑いながら私はポケモンセンターへ走った。
「いい加減にしろー!!!!!!!!!!」
「痛っ!痛いいたい!!」
3番道路に怒涛が響く。都竹に容赦なく尻尾でお尻を打ち付けられる私を見て、今度はイヴが叫んだ。
「マスターに乱暴しないでください!」
「アホか!さっきから草むらという草むらを避け、止むを得なく通らなきゃいけなくなってやーっと野生のポケモンと出会って戦えると思ったら?全力で逃げやがって!!!!全然先に進めてねーんだよっ!」
「だって、戦うの苦手なんだもん~・・・」
ぐすぐすとその場に頭を抱えてしゃがみこむ私にトレーナーがそんなんでどーすると今度は頭をぶたれた。尽かさずイヴが止めに入る。
以前、ジョウトで旅をしてる時もそうだったがどうにもバトルは苦手だ。バトルに勝った時に高揚感を覚えないわけではない。仲間と意思を通い合わせて勝負する姿を…他の人のバトルを見て自分もあんな風に戦えるようになりたいと思わないわけではない。ただ戦うということは自分の仲間や相手が必ず傷ついてしまうということだ。自分が指示を出せば出すほど傷ついていく。そんな姿を見るのはつらかった。
・・・いや、これはただの言い訳だ。私が単に弱虫なだけだ。色々理由をつけて逃げたいだけだ。
大体なんで私はまた旅をしているのだろう。あんなに頑なに二度と仲間を作って旅をしないと決めていたはずなのに結局周りに流されてこうしてまた仲間を作り旅に出ている。こんなこと私に許されるはずがない。
そうこうまた考えていたらジム戦で高揚していた気持ちも道路に出ればすっかり萎んでしまっていた。
「いーから立て!進め!お前がうじうじすんのはどーでもいいんだよ!オレはバトルがしてーんだからな!」
「ひーん!」
そんな考えもお構いなしに都竹は尻尾を打ちつけてくる。
顔をあげると前に木にもたれかかってこちらを見ているトレーナーがいた。あ、見られてたんだ。ちょっと恥ずかしい。
ばちっと視線があった。いや、正しくは合った気がした。顔はフードで覆われていて見えないし首元もハイネックで隠れていて
はっきりした判断はつかないが背格好からして男の人だと思う。
その人がこちらへ向かって歩いてくる。…歩いてくる?こちらにくる理由がわからなくてぽかんとしていると私の目の前で足が止まった。
「なんだお前…あ!もしかしてバトルか!!?」
都竹の言葉に相手はこくりと頷くことで返事をする。
バトル!?あたふたと慌てる前にまたお尻を引っぱたかれた。
「おら立て!バトルだバトル!!いつまでも座り込んでんじゃねーよ!この間みたいに無様な命令しやがったら容赦しねーぞ!」
「ひぁ!だから痛いって・・!うぅ・・・」
よろよろと位置について相手と向き合う。乗り気じゃなかったが都竹はやる気満々だ。イヴも何か言いたそうにしていたが静かに私の後ろについた。
「行くぞ、馬鹿女ぁ!」
「・・うん」
「イヴ、みずでっぽう!」
「避けろ」
バトルは劣勢だった。都竹はすでに倒れ、今はイヴが戦ってくれている。相手はシママに何故かこちらの攻撃をかわすように命令するだけで攻撃を仕掛けてくる様子はない。普通攻撃を仕掛けてこないならこれほどチャンスなことはない。
だけど私は先ほどからいいタイミングで怯んでしまい、命令を遅らせてしまう。そんな攻撃はなんなくかわされる。相手にあてるのが怖い。仲間にあたるのが怖い。どうしていいのかわからない。ぐるぐると目の前が回る。わからない。自分がどうしたいのかわからない。
「もういい、キザリス。下がってろ」
はっと相手の声に意識を取り戻す。キザリスと呼ばれたシママはトレーナーの後ろへと下がった。ボールに戻されたわけではない。文字通り後ろへ下がっただけだ。
変わりにトレーナーが前に出る。有利であったはずなのにポケモンを後ろへと下げてしまったことにも驚いたが次の瞬間、もっと驚くことがあり私は思わず声をひっくりかえした。
トレーナーがフードを外し襟を下げる。よく知った顔と声が目に入った。
「俺様が直接しばく」
何回も見たことのある不機嫌そうな顔のガーディルがそこにいた。
ガーディル。色違いのチョンチーである彼は私のジョウトでの初めてのポケモンであり、ポケモンを見るとすぐ暴走していた私とそれに振り回される仲間達を止めるリーダー的存在でもあった。
彼も無論、ジョウトを離れたときに別れたはずだ。何故ここに!?
「ディr「話はバトルが終わってからだ。きっちりやってみろ」…えぇ…!?」
綺麗に言葉を遮られた。ガーディルは完全に戦闘態勢に入っている。
バトルの結果は言うまでも無く、ガーディルの勝ちだった。
経験の差もあるだろうが完全に私のせいだ。ガーディルの様子を伺うばかりで先ほどより集中できなかった。ガーディルはタブンネに怪我したイヴ達の回復を頼むとこちらに向かってくる。
下を向いて服を掴む。悔しいとかそういう感情ではなくて何を言われるのかわからなくて…思わずびくっと肩を震わせた。視線がとても合わせられない。
そう思っていると思いっきり頭に拳骨が落ちてきた。
「いっ…!…???」
容赦ない拳骨にくらりと目の前に星を回す。
「俺もあいつらももうとっくに吹っ切れてんだよ。なのにお前がいつまでもうじうじ引き摺ってんじゃ無ぇっての…俺様を散々振り回してやがった無駄な元気さはどうしたんだ?あ゛?」
「だって…わたし、みんな置いてきたのに…、また、他の子と…旅、してて…」
皆をいっぱい振り回すだけ振り回して結局置いてきてしまった。勝手すぎる私。皆はどれだけ迷惑をかけても笑ってついて来てくれていたというのに。言いたくなくてだんだん声が小さくなる。ガーディルが吐き出した溜息に口は完全に噤んでしまった。
「だからってその新しい仲間に迷惑かけてんじゃ無ぇよ。第一、俺様達はがきんちょがその程度の我儘言ってるくれぇで今更怒らねーよ。むしろ、うじうじしてる暇あるならそいつらと強くなって俺らに挑みに来るくらいしてみやがれ」
「…!ふ、ふぇ…ごめ、ごめんね、ディル~…」
「謝るのはてめぇの手持ちにだろうが…結局がきんちょはがきんちょのままだな」
ガーディルの言葉に思わず顔をあげる。でもじわりと目が滲んで顔がよく分からない。懐かしいいつもの手で頭を撫でられれば余計に見えにくくなった。
本当は寂しくて寂しくて堪らなかっただけだ。置いてきた皆を裏切るように旅をして、そんなことをすればもう二度と会えないんじゃないかとばかり考えてしまって悲しかっただけだ。そんなの嫌だ。それだけは嫌だ。嫌われたくない。また会いたい。また一緒に話したい。
そんな心情を知ってかガーディルは的確に私のほしい言葉を言ってくれる。相変わらず言葉は乱暴だが、意味も手もとても優しい。
泣き止むまでガーディルは頭を撫でていてくれた。
ジョウトに戻るといったガーディルを見えなくなるまで見送っているとイヴがこちらを覗きこんでいた。
「まだ痛いですか?マスター」
頭を擦っていたからだろうかそう聞いてきた。
そうだね。思いっきり拳骨食らっちゃったからね。そういってへらりと笑うとイヴは不思議そうに首を傾げる。
「でも嬉しそうですね。マスター。殴られるの、嬉しいですか?」
「嬉しい?う~ん。・・・・・そうだね、嬉しいかな」
自分を思って投げかけられる言葉はとても嬉しい。嬉しくてむず痒くなる。大切な仲間に言われたならなおさらなんだ。そう思って言えばイヴは横で嬉しい、殴られるの嬉しいとぶつぶつつぶやいている。・・・あれ?
「おい、そんなことよりポケモンセンター行こうぜ」
「あ、そうだね!服汚れちゃったしね」
ひょっこりと顔を出した都竹の提案にのる。回復はしてもらったが服の汚れまではさすがに直らない。心もさっぱりしたなら体もさっぱりしたいもんね。日も沈みかけてることだしね。
「じゃあ、ポケモンセンターに行こうか!サンヨウシティの!」
「だから前に進めつーの!!!!!!」
けらけらと笑いながら私はポケモンセンターへ走った。
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