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一週間でコンプリート7の指令(ストーリー:ちっちゃくなっちゃった!編)

1.手のひらサイズになった恋人

2.可愛い、とか言ってる場合じゃないか・・

3.あれ?あいつ見ないけど・・どこ行ったの?

4.ポケットの中で見る君の世界は

5.踏み潰される・・!!!

6.もう元に戻れなかったら?

7.やっぱりぎゅって抱き締められるサイズがいいな


コナンコンテンツを作るため一週間頑張ってみる!・・途中でサボりそうな気もするけど;
ちなみにお借りしたサイトさんはここ。『milk』様。




「うわぁぁ~!なんじゃこりゃー!!」

まだ明け方だというのにけたたましい叫び声が工藤邸に響いた。
同時にカチャリとドアのノブが開く。そこには腕をくんだ灰原哀がにこりと笑って立っていた。

「おはよう、江戸川君。良い夢見れたかしら?」
「良い夢って・・それどころじゃねぇよ。どういうつもりだ、灰原!」

ふるふると震えながら、俺は灰原を睨みつけた。
昨夜まで普通に身をまとっていた布が障害物のようにまとわりつく。
目の前には動けば軽い山登りができるくらいいくつもの布の山が出来上がっている。
そうなのだ。俺の体は今、手のひらに乗れるくらいに縮んでしまっていた。

「心外だわ。あなたの体が縮んだのは私のせいだとでも言う気なの?」
「・・違うのかよ」
「昨夜ちょっと作ってみた薬を夕ご飯に混ぜただけよ」
「やっぱりお前じゃねぇか!!」

なんでもないかのように首を振る灰原に大声で叫んだが目の前の人物には効果がないようでくすくすと笑っている。
その様子にさらに腹を立てたがひとつ溜息をつくと静かに灰原を促した。

「満足したなら、元に戻る薬・・よこせよ」
「嫌よ」

あまりの即答にあんぐりと口を開ける。

「な、なんで・・?」
「お仕置きよ」
「お仕置き・・?」

夏休みに入り、工藤邸に戻ってきた俺は毎晩遅くまで本を読んでいた。
どれだけ灰原が健康に悪いからと諭しても一向に聞き入れない。
今回のこの騒動はそのお仕置きだというわけらしい。
ちなみに解毒剤は作っていないらしく。自然に元に戻るのを待つしかない。
俺はがっくりと項垂れた。

「いつになったら戻れるんだよ・・」
「さぁ?」
「さぁ?・・って、この姿じゃ生活できねぇぞ!!」
「大丈夫よ。助っ人を呼んでおいたから」
「助っ人?」

その時、バンと部屋の窓が開いた。

「おはよー!コナンちゃん~v」

窓から快斗が飛び出してきた。そのままベットになだれ込む。
いきなり飛びついてきた快斗に小さくなっていた俺は見事に潰された。

「ぐえっ!!」
「コナンちゃんからお呼び出しなんて~v俺って幸せもの~vv」
「く・・くるし・・」

すりすりと擦り寄る快斗に俺の顔はみるみる青ざめてきた。
その様子にみかねたのか灰原はやんわりと快斗の手をつかんだ。

「黒羽君。そこまでにしないと江戸川君・・死ぬわよ」
「へ?・・あぁ!コナンちゃん、大丈夫!?」

だらりと手の中で気絶している俺を快斗は必死に揺さぶった。

「うぅ・・気持ちわる・・・」
「コナン、ごめんね。大丈夫?・・それより何で小さくなってるの??」

かなりいまさらな質問に快斗は首をかしげる。
俺はマイペースな周りの人間にもう一度溜息をつくしかなかった。
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